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2020.09.24

フェラ援

 上手く口説けばフェラくらいは割り切ってやってくれる女が揃っている、と言う噂が流れているバーがあった。フェラ援の巣窟、出会い喫茶の大人版と言った感じだろうか。

正直言って、素人フェラは魅力的だ。プロ風俗では味わえない素人ならではの興奮がある。だが、僕はその道は踏み出していない。欲望としては当然持っているが、金で性を買うと言う倫理に外れた行為であるフェラ援に嫌悪する理性も持ち合わせている。しかし、自由恋愛なら別である。
フェラ目的を覆うために、いかにも「たまたまサイトで見て訪れました」的偶然を装おうとグルメサイトでその店の情報を探ってみた。
・・・評価は最悪だった。
「酒は揃っていない、料理はまずい、居心地が悪いの最悪三拍子」
「この店に金落とすくらいなら、コンビニでビール買って家飲みする方がマシ」
などとろくな評価がなかった。サイト見て興味を持って訪れた作戦が通用しない。しかし、逆にあまりにひどい評価にどれだけひどいんだ?と言う興味を持ったことは確かだ。よし、その興味を利用しようと、僕はそのバーに乗り込んだのである。
店にはぽつぽつとしかお客さんはいなかった。男女が半々くらい。だが、皆、一人飲みだった。出会い目的のバーと言う裏情報はあながち誤りではない感じだった。
そして、評判通りにまずい酒と萎びた料理を頂いていると、隣のカウンター席の女性が声をかけてきた。「5000円でどう?」とあまりにストレートな誘いだった。
僕はフェラ援をする気はない。あくまでも自由恋愛としてのフェラが目的だ。断るべきだったが、ワンレンボディコンと言う昭和からタイムスリップしてきたようなその女性は、厚ぼったい唇でいかにも濃厚そうなフェラをしてくれそうなムードが漂っていた。フェラ援から始まる自由恋愛もあるかもしれない、僕は敢えて誘いに乗ってみたのである。
こうして、彼女に連れ出された僕が引き込まれたのは、30分5000円の場末のピンキャバだった。
客引きだったのかよ!と言う僕の心の叫びを無視して、フリーでついたぽっちゃりさんに口内でイカされましたとさ。同じ金を払うなら最初からフェラ援しときゃよかったよ!

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